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手擦
ふりがな文庫
“手擦”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
てず
38.5%
てずれ
23.1%
てす
15.4%
てすり
15.4%
カンニュウ
7.7%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
てず
(逆引き)
ところどころに書入のしてある古く
手擦
(
てず
)
れた革表紙の本だ。読みさしの
哥林多
(
コリンタ
)
前書の第何章かが机の上に開けてある。
桜の実の熟する時
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
手擦(てず)の例文をもっと
(5作品)
見る
てずれ
(逆引き)
それ、
貴下
(
あなた
)
から預かっているも同然な品なんだから、出入れには、自然、
指垢
(
ゆびあか
)
、
手擦
(
てずれ
)
、つい汚れがちにもなりやしょうで、見せぬと言えば
喧嘩
(
けんか
)
になる……弱るの何んの。
国貞えがく
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
手擦(てずれ)の例文をもっと
(3作品)
見る
てす
(逆引き)
お庄は蒲団や
寝衣
(
ねまき
)
を持ち出して
手擦
(
てす
)
りにかけながら、水に影の浸った灰問屋の
庫
(
くら
)
が並んだ向う
河岸
(
がし
)
をぼんやり眺めていた。
足迹
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
手擦(てす)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
てすり
(逆引き)
彼は椅子の
手擦
(
てすり
)
へ
凭
(
もた
)
せた
隻手
(
かたて
)
の甲の上に、口元に
黄金
(
きん
)
を光らした
頬
(
ほお
)
を
斜
(
ななめ
)
に凭せるようにしていた。と、時計が九時を打った。
水魔
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
手擦(てすり)の例文をもっと
(2作品)
見る
カンニュウ
(逆引き)
多分これは昔の御縁組みの時のお飾り道具にお用い遊ばしたものと存じますが……その証拠には
手擦
(
カンニュウ
)
があまり御座いませんので……お模様も宝づくしで御座いますから……
あやかしの鼓
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
手擦(カンニュウ)の例文をもっと
(1作品)
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手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
擦
常用漢字
中学
部首:⼿
17画
“手”で始まる語句
手
手拭
手前
手巾
手繰
手許
手向
手綱
手際
手燭
検索の候補
手古擦
手甲擦
“手擦”のふりがなが多い著者
二葉亭四迷
徳田秋声
谷崎潤一郎
島崎藤村
夏目漱石
石川啄木
夢野久作
泉鏡花
田中貢太郎