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手古擦
ふりがな文庫
“手古擦”の読み方と例文
読み方
割合
てこず
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
てこず
(逆引き)
黒眼鏡はそんな皮肉に応酬するよりも、咽喉一杯に、雑巾のように押し込んだビーフに
手古擦
(
てこず
)
っていたのだ。
放浪の宿
(新字新仮名)
/
里村欣三
(著)
余の如く機械的の便利には
夫程
(
それほど
)
重きを置く必要のない原稿ばかり書いているものですら、又買い損なったか、使い損なったため、万年筆には多少
手古擦
(
てこず
)
っているものですら
余と万年筆
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
あれ以来、娘の
茫然
(
ばうぜん
)
とした無口にわたしは
手古擦
(
てこず
)
つてゐる。——娘も婆やもわたしを敬遠して、その癖言ひ分ありげな様子を見せてゐる。その態度がわたしに
堪
(
こら
)
へられなかつた。
愚かな父
(新字旧仮名)
/
犬養健
(著)
手古擦(てこず)の例文をもっと
(3作品)
見る
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
古
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
擦
常用漢字
中学
部首:⼿
17画
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