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てこず
ふりがな文庫
“てこず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
手古摺
89.0%
手古擦
4.1%
手甲摺
1.4%
手固摺
1.4%
手甲擦
1.4%
散々手古摺
1.4%
梃擦
1.4%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手古摺
(逆引き)
流石
(
さすが
)
の名法医学者若林鏡太郎博士も、この事件には少々
手古摺
(
てこず
)
ったと見えて、その調査書類の中に、こんな歎息を洩している。
曰
(
いわ
)
く……
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
てこず(手古摺)の例文をもっと
(50作品+)
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手古擦
(逆引き)
余の如く機械的の便利には
夫程
(
それほど
)
重きを置く必要のない原稿ばかり書いているものですら、又買い損なったか、使い損なったため、万年筆には多少
手古擦
(
てこず
)
っているものですら
余と万年筆
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
てこず(手古擦)の例文をもっと
(3作品)
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手甲摺
(逆引き)
「君のやうなおませは、学校の先生も
嘸
(
さぞ
)
手甲摺
(
てこず
)
つたことだらう。」
チビの魂
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
「親父さんも
手甲摺
(
てこず
)
つたものらしいのですね。」
チビの魂
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
てこず(手甲摺)の例文をもっと
(1作品)
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▼ すべて表示
手固摺
(逆引き)
酒の上の
駄々
(
だだ
)
や
手固摺
(
てこず
)
らせではなく、お粂としてはほんとうにそう腹をきめたのでしょう、その後で、家からここへ移して来た、自分の着類、舞台の用具、衣裳一式
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
てこず(手固摺)の例文をもっと
(1作品)
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手甲擦
(逆引き)
小野田を
手甲擦
(
てこず
)
らせていたと云う父親の言分から、内輪が
大揉
(
おおも
)
めにもめて、到頭田舎へ帰って行くことになった父親に対する憎悪が、また胸に燃えたって来るのを覚えた。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
てこず(手甲擦)の例文をもっと
(1作品)
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散々手古摺
(逆引き)
散々手古摺
(
てこず
)
らした末、よく遊びに来るのは平野屋の若旦那と、投げ節の小三郎さん、それに御浪人の阿星右太五郎様——などと
覚束
(
おぼつか
)
ない指を折って見せるところまで、心持がほぐれて行きました。
銭形平次捕物控:236 夕立の女
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
てこず(散々手古摺)の例文をもっと
(1作品)
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梃擦
(逆引き)
どこからか女の子の泣き声を聞きつけると、私は二階から、「またやったな」と乗り出すほどこの次男のいたずらには
梃擦
(
てこず
)
った。
睡蓮
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
てこず(梃擦)の例文をもっと
(1作品)
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てごず