散々手古摺てこず)” の例文
散々手古摺てこずらした末、よく遊びに来るのは平野屋の若旦那と、投げ節の小三郎さん、それに御浪人の阿星右太五郎様——などと覚束おぼつかない指を折って見せるところまで、心持がほぐれて行きました。