余と万年筆よとまんねんひつ
此間魯庵君に会った時、丸善の店で一日に万年筆が何本位売れるだろうと尋ねたら、魯庵君は多い時は百本位出るそうだと答えた。夫では一本の万年筆がどの位長く使えるだろうと聞いたら、此間横浜のもので、ペンはまだ可なりだが、軸が減ったから軸丈易えて呉れ …
作品に特徴的な語句
ためし べか 煙管パイプ だけ あき つもり おけ 愛玩あいかん きらい もし 見限みかぎ 如何いかん いろ なつ つい かか 酒呑さけのみ なか 見棄みすて ひた 満更まんざら 無暗むやみ 沢山たくさん 此方こちら 無精ぶしょう しか 真似まね 罪亡つみほろ 魯庵ろあん 餞別せんべつ がん 重宝ちょうほう せま じく もら かく わずら 綺麗きれい 素人しろうと こも はず はぶ さかずき はなは 瓢箪ひょうたん わず 墨壺すみつぼ もと ただ 印気インキ ほか 何方どちら 何故なぜ 低廉ていれん もっ 仕舞しま これ 一旦いったん 一寸ちょっと 座右ざゆう いま 暖炉だんろ これ そろ 愛想あいそ いよいよ 机上きじょう 度毎たびごと 差支さしつかえ もっと 少時しばらく よろ うれ 如何いか 夫程それほど それ