“愚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
35.1%
おろ33.0%
おろか30.2%
ばか1.4%
うつ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、これも、考えてみれば杞憂きゆうに過ぎない。片方が組与頭の戸部氏である。まさか一時の怒りに任せて、そんなをするはずはない。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
一日はおろか一刻さえ惜しまれるのであったが、師走の三日ばかりは、何が何としても国賓帯刀の門をくぐらないでは許されなかった。
くろがね天狗 (新字新仮名) / 海野十三(著)
弱くおろかなる人で無いことはたしかに信ずると篠田さんは言うてでしたよ、——姉さん篠田さんは貴嬢をくまであつく信じて居なさいますよ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
さうかといつて自分の行く先を馬に訊く事も出来なかつた。特別の場合のほかは馬は大抵主人よりはばかなものときまつてゐるから。
あなうつけ此櫛こそは
晶子詩篇全集拾遺 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)