“愚劣”の読み方と例文
読み方割合
ぐれつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よ、愚劣ぐれつな×(2)に対してこぶし子供こどもらを、かほをそむけてのゝしをんなたちを、無言むごんのまゝ反抗はんこう視線しせんれつきつけるをとこたちを!
……俺は実は今まで心の中で君を軽蔑していたが、今度は石ノ上を軽蔑しよう。……俺は恋なぞと云う愚劣ぐれつなものは全く信用しないからな。俺は大体、「夢想家」と云う奴は軽蔑するんだ。
なよたけ (新字新仮名) / 加藤道夫(著)
ドノバンはなんのためにその頑冥がんめいなほこりと愚劣ぐれつな人種差別とをすてることができないのだろう。なぜその偏狭へんきょうな胸をおしひらいて心の底からぼくらと兄弟になることができないのだろう。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)