“愚図愚図”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぐずぐず94.7%
ぐづぐづ5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「とにかく、車に乗りたまえ。そんなところに愚図愚図ぐずぐずしているとまた風邪を引くよ」と、車の方へコン吉を押しやろうとする。
「東京市民は、愚図愚図ぐずぐずしていると、毒瓦斯で、全滅するぞ。兵営に、防毒マスクが、沢山貯蔵されているから、押駆けろッ」
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「何を愚図愚図ぐづぐづしてゐるんだえ? ほんたうにお前位、づうづうしい女はありやしないよ。きつと又台所で居眠りか何かしてゐたんだらう?」
アグニの神 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
それとも、ほかに目的があつて、こんな手荒てあらなことをしたのか? さうだ、愚図愚図ぐづぐづしてないで、とにかく警察へ届けよう……いや、あわてちやいかんぞ。
クロニック・モノロゲ (新字旧仮名) / 岸田国士(著)