“愚父”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゝ33.3%
おやぢ33.3%
ぐふ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どうぞ、篠田さん、御赦おゆるし下ださいまし——警視庁から愚父ちゝへ内密の報知がありましたのを、はからず耳にしたので御座います、おはずしいことで御座いますが
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
愚父おやぢがどれ程の事を致したか知りませんが、なかなかこんな御恩返を受けるほどの事が出来るものでは有りません。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
その前から親の職業が無職むしょくであり、またその人は、新聞によれば乱臣賊子なんだから、入学はむつかしいぞ、と家の中で愚父ぐふ愚母が話しあっていたが、この結果になって二人ともこっくりした。
親は眺めて考えている (新字新仮名) / 金森徳次郎(著)