“大揉”の読み方と例文
読み方割合
おおも100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平次が中橋の鳴子屋へ行った時、仕度までした葬いが、門口かどぐちでガラッ八に止められて、大揉おおもめの真っ最中でした。
じいさんは二、三日東京へ出ていて、留守であった。お庄が帰って来る前に、母子三人のあいだに大揉おおもめがあって、お袋も爺さんに頭脳あたまをしたたかなぐられた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
御承知の通り、区画整理はどこでもおおごた付きで、なか/\容易に決着しません。こゝらも大揉おおもめに揉めたんですが、それでもまあうにかうにか折合が附いて……。
赤い杭 (新字旧仮名) / 岡本綺堂(著)