“指垢”の読み方と例文
読み方割合
ゆびあか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それ、貴下あなたから預かっているも同然な品なんだから、出入れには、自然、指垢ゆびあか手擦てずれ、つい汚れがちにもなりやしょうで、見せぬと言えば喧嘩けんかになる……弱るの何んの。
国貞えがく (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ひどく指垢ゆびあかのついた書物がめちゃくちゃに積み重ねてあり、名前の頭文字や、略さないで書いた姓名や、怪異な形の絵や、その他さまざまな小刀ナイフで彫りつけたものなどの、創痕きずあとをつけられているので