“遅刻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちこく71.4%
おくれ14.3%
おそ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よく遅刻ちこくしても、先生せんせいはわけをよくっているので、だまっていました。運動場うんどうじょうみずたまりに、しろくものかげがうつるあきのころでした。
どこかで呼ぶような (新字新仮名) / 小川未明(著)
八時にって約束しておきながら、三十分も遅刻おくれて来るなんて——。それだけだって実に呆れ果てしまう。あの時貴方が先に行っていたら、ベッドの屍体を発見したのも貴方だったでしょうし——。
耳香水 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)
尋ねてみたい気になつたも、一ツは家へ帰るがいや。汝はなにかを知つてもをれば、少しも隠さぬ、察してくれ。遅刻おそいついでに、今夜はここで、一寝入して行かふ。思ひ出してもうるさい
したゆく水 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)