“未来”のいろいろな読み方と例文
旧字:未來
読み方割合
みらい80.0%
さき10.0%
このさき5.0%
ゆくすえ5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしてのひらけさせて、ころりとつてせたのは、わすれもしない、双六谷すごろくだにで、夫婦ふうふ未来みらい有無ありなしかけやうとおもつてつたさいだつたんです。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
左様さう貴方のやうに言つたものでも有ませんよ。未来さきの事を夢に見るといふ話はく有ますよ。どうも私は気に成つて仕様が無い。』
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
てめえ未来このさきに持っている果報の邪魔じゃまはおれはしねえ、つらいと汝てめえがおもうなら辛いつきあいはさせたくねえから。
貧乏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
功名も、富貴も、それは皆若い私の夢であった、私はもうちりのような、煙のような未来ゆくすえの空想を捨てて、辛い、苦しい生存ながらえみちをたどらなければならないのだ。
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)