“未来世”のいろいろな読み方と例文
旧字：未來世
読み方割合
みらいせ50.0%
みらいせい25.0%
ミライセ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神仏の前に誓言することが出来る、で、此の心が何時（いつ）か肉体を分離したる未来世（みらいせ）に於ては、幸に我妻と呼んで呉（く）れよと云ふ意味を、縷々（るゝ）認（したゝ）めてありました、言々（げん／＼）是（こ）れ涙
火の柱 (新字旧仮名) ／ 木下尚江(著)
学士は未来世（みらいせい）に出て来る筈の想像的人物、自分と全く同じである筈の想像的人物を思ひ浮べて見て、それをひどく憎んだ。
笑 (新字旧仮名) ／ ミハイル・ペトローヴィチ・アルチバシェッフ(著)
昔びとは、確実な表現を知らぬ。だが謂はゞ、——平野の里に感じた喜びは、過去生（クワコシヤウ）に向けてのものであり、今此山を仰ぎ見ての驚きは、未来世（ミライセ）を思ふ心躍りだ、とも謂へよう。
死者の書 (新字旧仮名) ／ 折口信夫(著)