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未来
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みらい
ふりがな文庫
“
未来
(
みらい
)” の例文
旧字:
未來
と
私
(
わたし
)
の
掌
(
てのひら
)
を
開
(
あ
)
けさせて、ころりと
振
(
ふ
)
つて
乗
(
の
)
せたのは、
忘
(
わす
)
れもしない、
双六谷
(
すごろくだに
)
で、
夫婦
(
ふうふ
)
が
未来
(
みらい
)
の
有無
(
ありなし
)
を
賭
(
かけ
)
為
(
し
)
やうと
思
(
おも
)
つて
買
(
か
)
つた
采
(
さい
)
だつたんです。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
支店長は平岡の
未来
(
みらい
)
の事に就て、
色々
(
いろ/\
)
心配してくれた。近いうちに本店に帰る番に
中
(
あた
)
つてゐるから、
其時
(
そのとき
)
は一所に
来
(
き
)
給へ
抔
(
など
)
と冗談半分に約束迄した。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
それは、
産
(
う
)
まれ
変
(
か
)
わったように
体
(
からだ
)
が
強
(
つよ
)
くなって、ふたたびこの
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
に
出
(
で
)
て
働
(
はたら
)
くことのできる、
長
(
なが
)
い、
長
(
なが
)
い、
未来
(
みらい
)
の
生活
(
せいかつ
)
が
空想
(
くうそう
)
されたからであります。
石をのせた車
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
『そうでしょう。』と、
彼
(
かれ
)
は
眼
(
め
)
を
細
(
ほそ
)
めて
云
(
い
)
うた。『
貴方
(
あなた
)
だの、
貴方
(
あなた
)
の
補助者
(
ほじょしゃ
)
のニキタなどのような、そう
云
(
い
)
う
人間
(
にんげん
)
には、
未来
(
みらい
)
などは
何
(
なん
)
の
要
(
よう
)
も
無
(
な
)
い
訳
(
わけ
)
です。 ...
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
「え、ありがとう、うれしいなあ、僕もお約束しますよ。あなたはきっと、私の
未来
(
みらい
)
の
妻
(
つま
)
だ」
シグナルとシグナレス
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
▼ もっと見る
予言
(
よげん
)
は、よき
未来
(
みらい
)
の
暗示
(
あんじ
)
であり、いましめの
謎
(
なぞ
)
である。かならずしも、文字の
表
(
おもて
)
にあらわれている意味ばかりが
真
(
まこと
)
なのではない。その
裏
(
うら
)
の意味もふかく
味読
(
みどく
)
してみねばならぬ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
汝、
六五
家を出でて
仏
(
ほとけ
)
に
婬
(
いん
)
し、
六六
未来
(
みらい
)
解脱
(
げだつ
)
の利慾を願ふ心より、
六七
人道
(
にんだう
)
をもて
因果
(
いんぐわ
)
に引き入れ、
六八
堯舜
(
げうしゆん
)
のをしへを
釈門
(
しやくもん
)
に
混
(
こん
)
じて
朕
(
われ
)
に説くやと、御声あららかに
告
(
の
)
らせ給ふ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
しかもその
当時
(
とうじ
)
の
光景
(
こうけい
)
までがそっくりそのまま
形態
(
かたち
)
を
造
(
つく
)
ってありありと
眼
(
め
)
の
前
(
まえ
)
に
浮
(
うか
)
び
出
(
で
)
てまいります。つまり
私
(
わたくし
)
どもの
境涯
(
きょうがい
)
には
殆
(
ほと
)
んど
過去
(
かこ
)
、
現在
(
げんざい
)
、
未来
(
みらい
)
の
差別
(
さべつ
)
はないのでございまして。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
ぢん
未来
(
みらい
)
さい——
旧聞日本橋:20 西川小りん
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
そのとき、ちょうど、
過去
(
かこ
)
、
現在
(
げんざい
)
、
未来
(
みらい
)
、なんでも
聞
(
き
)
いてわからないことはないという
占
(
うらな
)
い
者
(
しゃ
)
がありました。
星の子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
苟
(
いやし
)
くも
未来
(
みらい
)
の
有無
(
うむ
)
を
賭博
(
かけもの
)
にするのである。
相撲取草
(
すまうとりぐさ
)
の
首
(
くび
)
つ
引
(
ぴき
)
なぞでは
其
(
そ
)
の
神聖
(
しんせい
)
を
損
(
そこな
)
ふこと
夥
(
おびたゞ
)
しい。
聞
(
き
)
けば
此
(
こ
)
の
山奥
(
やまおく
)
に
天然
(
てんねん
)
の
双六盤
(
すごろくばん
)
がある。
其
(
そ
)
の
仙境
(
せんきやう
)
で
局
(
きよく
)
を
囲
(
かこ
)
まう。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
まあお
待
(
ま
)
ちなさい、
左様
(
さよう
)
今
(
いま
)
に
遙
(
はる
)
か
遠
(
とお
)
き
未来
(
みらい
)
に、
監獄
(
かんごく
)
だの、
瘋癲病院
(
ふうてんびょういん
)
の
全廃
(
ぜんぱい
)
された
暁
(
あかつき
)
には、
即
(
すなわ
)
ちこの
窓
(
まど
)
の
鉄格子
(
てつごうし
)
も、この
病院服
(
びょういんふく
)
も、
全
(
まった
)
く
無用
(
むよう
)
になってしまいましょう、
無論
(
むろん
)
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
未来
(
みらい
)
の
女性
(
にょしょう
)
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
女
(
おんな
)
は、さっそくその
占
(
うらな
)
い
者
(
しゃ
)
のところへいって、
自分
(
じぶん
)
の
死
(
し
)
んだ
子供
(
こども
)
のことをば
見
(
み
)
てもらいました。
占
(
うらな
)
い
者
(
しゃ
)
は、
死
(
し
)
んだ
子供
(
こども
)
の
過去
(
かこ
)
、
現在
(
げんざい
)
、
未来
(
みらい
)
を
見
(
み
)
て
語
(
かた
)
りました。
星の子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
『
全
(
まつた
)
く
未来
(
みらい
)
でも
添
(
そ
)
へるのでせうか。』と
他愛
(
たあい
)
のない
言
(
こと
)
を
新婦
(
しんぷ
)
が
言
(
い
)
つた。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
であるから、ストア
派
(
は
)
の
哲学者
(
てつがくしゃ
)
は
未来
(
みらい
)
をもつことが
出来
(
でき
)
んのです。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
多
(
おお
)
くの
人々
(
ひとびと
)
は、いろいろの
運命
(
うんめい
)
に
支配
(
しはい
)
されるのでした。だれも、
自分
(
じぶん
)
の
未来
(
みらい
)
についてわからなければ、また、
他人
(
たにん
)
の
生活
(
せいかつ
)
についても、わかるものでありません。
ある冬の晩のこと
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そのとき、
旅
(
たび
)
からきた
上手
(
じょうず
)
な
占
(
うらな
)
い
者
(
しゃ
)
がありました。その
男
(
おとこ
)
は、
過去
(
かこ
)
いっさいのことをあてたばかりでなく、
未来
(
みらい
)
のこともいっさいを
秘術
(
ひじゅつ
)
によってあてたのでありました。
金の魚
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「なるほど、それに
相違
(
そうい
)
がない。
汝
(
なんじ
)
の
占
(
うらな
)
いは
怖
(
おそ
)
ろしいほどよく
当
(
あ
)
たるようだ。それで
未来
(
みらい
)
はどうじゃ。おそらく
未来
(
みらい
)
変
(
か
)
わりがあるまい。」と、
王
(
おう
)
さまは
占
(
うらな
)
い
者
(
しゃ
)
に
問
(
と
)
われました。
北海の白鳥
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「どんなけしき?
現実
(
げんじつ
)
でなく、
架空
(
かくう
)
な、
未来
(
みらい
)
の
世界
(
せかい
)
とでもいうのですか。」
兄の声
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
男
(
おとこ
)
は、
心
(
こころ
)
から、その
人
(
ひと
)
たちの
未来
(
みらい
)
の
幸福
(
こうふく
)
を
祈
(
いの
)
ったのであります。
窓の下を通った男
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“未来”の解説
未来(みらい、es: futuro、fr: futur、de: Zukunft、en: future)とは、
これから来る時。「将来」。
仏教用語。三世のひとつ。未来世。死後の世。来世。後世。
文法用語。西欧語などの文法における、時制のひとつ。過去、現在、未来という3時制のひとつで、これから実現することを表現するための語法。
「瑞祥語」としても使用される。また、副詞として用いられることもある。
(出典:Wikipedia)
未
常用漢字
小4
部首:⽊
5画
来
常用漢字
小2
部首:⽊
7画
“未来”で始まる語句
未来派
未来世
未来際
未来永劫
未来記
未来主義