“他愛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たわい61.4%
たあい37.1%
どたま1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しからず、親に苦労を掛ける。……そのくせ、他愛たわいのないもので、陽気がよくて、おなかがくちいと、うとうととなって居睡いねむりをする。
二、三羽――十二、三羽 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
彼の人が来れば仕事の有る時は、一人ほうって置いて仕事をし、暇な時は寄っかかりっこをしながら他愛たあいもない事を云って一日位座りんで居る。
秋風 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
何をいうにも今年十五の色男だすケに根っから他愛どたまがありませぬ。そこへ奥から母親かかさんが出て来まして
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)