秋風あきかぜ
秋風が冷や冷やと身にしみる。 手の先の変につめたいのを気にしながら書斎に座り込んで何にも手につかない様な、それで居て何かしなければ気のすまない様な気持で居る。 七月からこっち、体の工合が良くない続きなので、余計寒がりに、「かんしゃく持」にな …
題名が同じ作品
秋風 (新字旧仮名)飯田蛇笏 (著)