『秋風』
秋風が冷や冷やと身にしみる。 手の先の変につめたいのを気にしながら書斎に座り込んで何にも手につかない様な、それで居て何かしなければ気のすまない様な気持で居る。 七月からこっち、体の工合が良くない続きなので、余計寒がりに、「かんしゃく持」にな …
著者 | 宮本百合子 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
初出 | 「宮本百合子全集 第二十九巻」新日本出版社、1981(昭和56)年12月25日 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約5分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約8分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
辛
野
□□
□
放
仕掛
他愛
心安
変
早足
鼻柱
昨日
独言
町風
眉
筈
羨
胴
腕
苔
貸
踊
込
離
青虫
古
一杯
一緒
乗
仕末
余計
内輪
出掛
厚着
散
喉深
夏中
奇麗
寄
急
情
感
揉
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