“どたま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
40.0%
他愛20.0%
脳天20.0%
賤頭20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そりゃ刃物け、棒切一本持たいでも、北海道釧路くしろの荒土をねた腕だで、このこぶし一つでな、どたまア胴へ滅込めりこまそうと、……ひょいと抱上げて、ドブンと川にめる事の造作ないも知ったれども
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
何をいうにも今年十五の色男だすケに根っから他愛どたまがありませぬ。そこへ奥から母親かかさんが出て来まして
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
へつ! このすつかり霜をいただいたわしが脳天どたまの古林と、まるで眼の上の瘤みたいに片わきに鎮坐まします山の神の婆あの前ではあるが、こんな娘を思ふ存ぶん接吻することができないほどなら
ピータ すれば、その從僕さんぴんさまのお帶劍こしのもの汝等ぬしら賤頭どたませてくれう。(短き鈍劍を拔いて揮り𢌞し)これ、大概たいがい大言ぶう/\めぬと、その太鼓面たいこづらをはりまげてつちなかへめりこますぞよ、は如何どうだ?