“他所行”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よそゆき57.7%
よそいき23.1%
よそゆ19.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから同胞のN君を訪ね、一しよに散歩に出た。けふは日曜で天気が好いので、町の人も他所行よそゆきの著物を著て歩いてゐる。
南京虫日記 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
その日は朝のうちから、女中達はそわそわしてゐたが、めいめい他所行よそいきに着換へ、厚手に白粉を塗つて、三田を促してうちを出た。
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
田鶴子さんはと見返ると唯さえ澄まし屋さんが殊更凛として他所行よそゆきに構えていた。そこで僕も肩を聳やかして頻りに威儀を正した。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)