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他所行
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よそゆ
ふりがな文庫
“
他所行
(
よそゆ
)” の例文
田鶴子さんはと見返ると唯さえ澄まし屋さんが殊更凛として
他所行
(
よそゆ
)
きに構えていた。そこで僕も肩を聳やかして頻りに威儀を正した。
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
作衛は使いにやっているからいない筈だが、おはるは居るのにと思いながら私は
他所行
(
よそゆ
)
きの草履をしまいこんだ。
入梅
(新字新仮名)
/
久坂葉子
(著)
妻の
他所行
(
よそゆ
)
き姿が目の前に浮ぶ。そして昔の懐かしいかおりまでが僕の鼻をつく。
耽溺
(新字新仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
「これから片付けまへう。」と、揉み手をしながら、
他所行
(
よそゆ
)
きの聲を出した。
太政官
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
お茶のなかへあれをすこし
爪鑢
(
つめやすり
)
で削り落していただきますと、どんなにスチイムの利いてる
応接間
(
サロン
)
で何時間
他所行
(
よそゆ
)
きの言葉を使っていても、決して小鼻の横に脂肪の浮くということはございません。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
他
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
“他所行”で始まる語句
他所行着