“人道”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じんどう57.1%
じんだう14.3%
ヒューマニティー7.1%
にんだう7.1%
ユウマニテエ7.1%
じんみち7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「君は、この寒い山の中で裸の娘をいつまでも裸でほうっておくのか。それは人道じんどうに反するじゃないか。早く服を探してやらないのか」
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)
その下の人道じんだうを胸のあたりに真鍮の徽章を附けた善男善女の団体が坊さんにれられて幾組も練つて歩き、電車も皆その団体で一杯に成つて居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
何故なら人類はかくしてのみ更らに高き人道ヒューマニティーに到達することが出来るのであるといふ説を聞いて大抵の人々は疑惑の念を抱いて頭を振るのである。
恋愛と道徳 (新字旧仮名) / エレン・ケイ(著)
其の時院のけしきかはらせ給ひ、汝聞け、帝位は人のきはみなり。人道にんだうかみより乱すときは、天のめいに応じ、たみのぞみしたがうて是をつ。
我々は——少くとも自分は氏によつて、「驢馬の子に乗りなんぢに来る」人道ユウマニテエを迎へる為に、「その衣をみちき或は樹の枝を伐りて途に布く」
あの頃の自分の事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
その通りは通称お菓子屋人道じんみちといわれ、軒並みお菓子屋だらけ、——お菓子を製造する家ばかりがその一画にかたまっている。
如何なる星の下に (新字新仮名) / 高見順(著)