“道人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どうじん66.7%
だうじん22.2%
ファキル11.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
応能、応賢の二人は比丘びくと称し、程済は道人どうじんと称して、常に左右に侍し、馮㴶ひょうかく馬二子ばじしと称し、郭節かくせつ雪菴せつあんと称し
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
道人どうじんは鶴の世話をしている童子を呼んで、それをれて山をおりかけたが、鳥の飛ぶようで追ついて往けなかった。
牡丹灯籠 牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
道人どうじんは薄赤い絹を解いて、香炉こうろの煙に一枚ずつ、中の穴銭あなせんくんじたのち、今度はとこに懸けたじくの前へ、丁寧に円い頭を下げた。
奇怪な再会 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
途中でも、目ぼしい道人どうじん修験者しゅげんしゃの類は、あまさずその門をたたくことにしていた。
悟浄出世 (新字新仮名) / 中島敦(著)
「真人がいらっしゃるほどなら、ほかのお弟子の道人どうじんたちもたくさんいるのでございましょうな」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
コリヤ道人だうじんなんぢ天眼鏡てんがんきやうたがはずとも、草木くさきなびかすわれなるぞよ。
妙齢 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
道人だうじんいはく、きみつねくわん宿直とのゐあたりては、奧方おくがたかならうまつてでらるゝなり。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
このもしげなる目色めつきにて、わがほとけ、わが佛殿ほとけどの道人だうじん問答もんだふより
妙齢 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
るにてもあまりのうつくしさに、ひととなりてのちくにかたむくるうれひもやとて、當時たうじ國中こくちうきこえたる、道人だうじん何某なにがし召出めしいだして、ちかう、ちかう、なんぢよく可愛かはゆきものをさうせよ、とおほせらる。
妙齢 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ところが一日インドの道人ファキル遣って来り、その指環にめた層瑪瑙オニキスの力で即座にかの女を蛇の変化へんげと知ったというのは、この石変化の物に逢わばたちまち色を失うからだ。