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『妙齢』
ふりがな文庫
『
妙齢
(
みょうれい
)
』
雨の日のつれ/″\に、佛、教へてのたまはく、昔某の國に一婦ありて女を生めり。此の婦恰も弱竹の如くにして、生れし女玉の如し。年はじめて三歳、國君其の色を聞し召し、仍ち御殿にお迎へ遊ばし、掌に据ゑられしが、忽ち恍惚となり給ふ。然るにても其の餘り …
著者
泉鏡花
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約6分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
上
(
そら
)
唯
(
は
)
樹
(
みき
)
住
(
とゞ
)
侍
(
さぶら
)
女
(
ぢよ
)
仰
(
おほ
)
生
(
うま
)
退
(
しさ
)
女
(
もの
)
可愛
(
かはゆ
)
三歳
(
さんさい
)
仍
(
すなは
)
此女
(
このもの
)
上
(
あ
)
苦笑
(
にがわらひ
)
生
(
お
)
想
(
さう
)
候
(
さふら
)
前
(
まへ
)
末席
(
まつせき
)
賢
(
さかし
)
某
(
それ
)
夫
(
をつと
)
相
(
あひ
)
承
(
うけたまは
)
憂
(
うれひ
)
生
(
う
)
方
(
はう
)
候
(
さふらふ
)
缺
(
かけら
)
流行
(
りうかう
)
好
(
この
)
女
(
をんな
)
掌
(
たなごころ
)
畏
(
かしこま
)
男女
(
なんによ
)
上
(
あが
)
下
(
お
)
餘波
(
あまり
)
乳
(
ちゝ
)
以
(
も
)
仰向
(
あふむ
)
伴
(
ともな
)
頓
(
やが
)
教
(
をし
)
美女
(
たをやめ
)
恍惚
(
うつとり
)
恁
(
かく
)
爾
(
なんぢ
)
來
(
こ
)
微妙
(
いみじ
)
出
(
い
)
藏
(
かく
)
選
(
えら
)
日月
(
ひつき
)
縮
(
ちゞ
)
唯唯
(
はは
)
女
(
むすめ
)
經
(
ふ
)
振
(
ふる
)
折
(
をり
)
扨
(
さ
)
探
(
さぐ
)
打
(
う
)
聞
(
きこ
)
我
(
わ
)
應
(
おう
)
憚
(
はゞか
)
攀上
(
よぢのぼ
)
支
(
つか
)
蒼空
(
あをぞら
)
御覽
(
ごらう
)
蔽
(
おほ
)
御手
(
おんて
)
御庭
(
おんには
)
御召
(
おめ
)
藍
(
あゐ
)
後
(
のち
)
藻屑
(
もくづ
)
早速
(
さつそく
)
床
(
ゆか
)
衣
(
ころも
)
木
(
こ
)
屹
(
きつ
)
射
(
い
)
末黒
(
すゑぐろ
)
婦
(
をんな
)
見出
(
みだ
)
親仁
(
おやぢ
)
契
(
ちぎり
)
夫人
(
ふじん
)
傾
(
かたむ
)
何
(
なん
)
猿
(
ましら
)
何處
(
いづこ
)
雫
(
しづく
)
來
(
く
)
然
(
さ
)
半
(
なか
)