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攀上
ふりがな文庫
“攀上”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
よじのぼ
76.2%
よぢのぼ
23.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よじのぼ
(逆引き)
其の湯気の
頼母
(
たのも
)
しいほど、
山気
(
さんき
)
は寒く薄い
膚
(
はだ
)
を
透
(
とお
)
したのであつた。
午下
(
ひるさが
)
りに
麓
(
ふもと
)
から
攀上
(
よじのぼ
)
つた時は、其の癖
汗
(
あせ
)
ばんだくらゐだに……
貴婦人
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
少数の人はそこからまた新しい上り坂に取りつきあるいはさらに失脚して再び
攀上
(
よじのぼ
)
る見込のない深坑に落ちるのであろうが
厄年と etc.
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
攀上(よじのぼ)の例文をもっと
(16作品)
見る
よぢのぼ
(逆引き)
崖
(
がけ
)
や岩に
攀上
(
よぢのぼ
)
るとき、お六は決つて下から手を差伸べ、少し甘い調子で救ひを求めます。
銭形平次捕物控:082 お局お六
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
傘
(
からかさ
)
はぐる/\と
段
(
だん
)
にかゝる、と
苦
(
く
)
もなく
攀上
(
よぢのぼ
)
るに
不思議
(
ふしぎ
)
はない。
濃
(
こまや
)
かな
夜
(
よ
)
の
色
(
いろ
)
が
段
(
だん
)
を
包
(
つゝ
)
んで、
雲
(
くも
)
に
乗
(
の
)
せたやうにすら/\と
辷
(
すべ
)
らし
上
(
あ
)
げる。
気
(
き
)
の
疾
(
はや
)
い、
身軽
(
みがる
)
なのが、
案山子
(
かゝし
)
の
中
(
なか
)
にもあるにこそ。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
攀上(よぢのぼ)の例文をもっと
(5作品)
見る
攀
漢検1級
部首:⼿
19画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“攀”で始まる語句
攀
攀登
攀昇
攀援
攀ち
攀慕
攀躋
攀木
攀柳
攀緑
“攀上”のふりがなが多い著者
泉鏡花
泉鏡太郎
中島敦
中里介山
永井荷風
田山花袋
岡本綺堂
野村胡堂
寺田寅彦
宮本百合子