“案山子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かかし69.4%
かがし13.7%
かゝし12.9%
かゞし2.4%
かがち0.8%
カヽシ0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
の中は藻抜けの殻だ——今まで敵だと思った人影は盗み出した品物を積み上げて、それに上衣を着せ帽子をせた案山子であった。
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)
案山子だと言われた久延彦すなわちアイヌの男子が、足は行かねどもことごとく天が下の事を知ると言われた事にも思い合されるのである。
其処けては我等ぢや。案山子いてらうとするなら、ぴち/\ねる、見事ぐぞ。老爺広言くではねえ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ベンヺ あのやうな冗繁いことは最早流行らぬ。肩飾目飾をしたキューピッドに彩色した韃靼形小弓たせて、案山子のやうに、娘達追𢌞さするのは最早い。
一方、又近代では、苗を束ねた人形や、役のすんだ案山子を正客とする程神を空想化してゐる処もある。
河童の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)