“かかし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
案山子97.9%
稲草人1.0%
案山1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鳴子なるこ案山子かかしの立っているあたりから折々ぱっと小鳥の飛立つごとに、稲葉にうずもれた畦道あぜみちから駕籠かごを急がす往来ゆききの人の姿が現れて来る。
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
落華生「春桃」、冰心女士「超人」「うつしえ」、葉紹鈞「稲草人かかし」「古代英雄の石像」、郭沫若「黒猫」「自叙伝」等である。
春桃 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
葉紹鈞の「稲草人かかし」「古代英雄の石像」を童話として紹介すれば、人々は、中国の誠実な一つの心情がその中に流している暗涙の重みにおどろくだろう。
春桃 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
入谷いりや田圃、浅草田圃と皆親類、所々に案山かかし子が立って風流千万。
明治世相百話 (新字新仮名) / 山本笑月(著)