“鳴子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なるこ96.9%
なるご3.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
再び、鈴見すずみの橋、鳴子なるこわたしなわての夕立、黒婆くろばば生豆腐なまどうふ白姥しろうば焼茄子やきなすび
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「一つ、そこに下っている綱を引っ張ってみて下さい。それで鳴る鳴子なるこ親爺おやじの方にも娘の方にも、両方の室にあるのですから。」
聖アレキセイ寺院の惨劇 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
鳴子なるこを馬鹿にした群雀むらすずめ案山子かかし周囲まわりを飛び廻ッて、辛苦の粒々をほじっている,遠くには森がちらほら散ッて見えるが
初恋 (新字新仮名) / 矢崎嵯峨の舎(著)
すると、こちらの農夫も、鳴子なるこという因を田の上に釣り下げ、縄をひくという縁によって、からんからんと鳴らせて雀を追払わんとするのが果であります。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
烈しい水圧と共に、すぐ胸や足をさえぎるものがあった。河中へ縦横に張りめぐらしてある荒縄だった。縄には無数の鈴が鳴子なるこのように結びつけてある。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
途中で日がくれて鳴子なるごのもみぢも見られなかつたが、その代り紅葉見物の連中が四五十人ほど老若男女入り交つてみんなが紅葉の枝をかついで汽車に乗りこんで来た。
東北の家 (新字旧仮名) / 片山広子(著)
たまきはる生命たのしみみちのくの鳴子なるごの山のもみぢ見むとす
東北の家 (新字旧仮名) / 片山広子(著)