“露霜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つゆじも55.6%
つゆしも33.3%
ツユジモ11.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しひの木の姿は美しい。幹や枝はどんな線にも大きい底力を示してゐる。その上枝をよろつた葉も鋼鉄のやうに光つてゐる。この葉は露霜つゆじもも落すことは出来ない。
わが散文詩 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
けどけどはぬいもゆゑひさかたのあめ露霜つゆじもれにけるかも 〔巻十一・二三九五〕 柿本人麿歌集
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
露霜つゆしもいためられて、さびにさびたのこりの草花に、いいがたきあわれを感じて、主人はなんとなしかなしくなった。
(新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
野の秋更けて、露霜つゆしも
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
人麻呂の長歌に「露霜ツユジモの消なば消ぬべく、行く鳥の争ふはしに」(万葉巻二)といふ句がある。露霜といふ語は東北地方にはまだ残つてゐるが、関西では水霜と言つてゐる。消なばを起す序だ。
古代中世言語論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)