“文月”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふづき66.7%
ふみづき33.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文月ふづきのゆふべ、蒸しくゆ三十三間堂さんじふさんげんだうおく
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
これと向い合って腰をおろした文月ふづきというのは蒼白い瘠せこけた、貧弱そのものみたいに服のダブダブした新米巡査で、豊富な頭髪を綺麗に分けていたが、神経質な男らしくタッタ今読棄てた夕刊の記事を今一度取上げて、最初から念入りに読直し初めた。
二重心臓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
文月ふづきの朝ののもとの
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
成城学園また子ら行かず雑草あらくさの花咲きほこり早や文月ふづきなり
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
文月ふづき香炉かうろに濡れてけぶる。
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
事件の端を発しましたのは、前回のにせ金事件がめでたく大団円となりましてから約半月ほどたってからのことでしたが、半月のちといえばもちろんもう月は変わって、文月ふみづき七月です。
明治年代にも「文月ふみづき水無月みなづきと書いて消しにけり 麦人」という句があって、『春夏秋冬』撰の時、碧虚両氏の間に議論を生じ、結局採用にならなかったと伝えられている。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)