“文鎮”のいろいろな読み方と例文
旧字:文鎭
読み方割合
ぶんちん96.0%
おもし4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
王者は黄金十斤と、水晶の界方かいほうをくれた。界方とは直線を引くに用いる定規で、それで文鎮ぶんちんをかねるものであった。王者はいった。
織成 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
(五)園部が、わざと星尾と同じ駅に下車し、しかも人殺しの兇器になりそうな文鎮ぶんちんを買って持っていたことなど、不審と言えば不審である。
麻雀殺人事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
君はがんじょうな文鎮おもしになって小さな部屋を吹雪ふぶきから守るように見えた。
生まれいずる悩み (新字新仮名) / 有島武郎(著)