“花野”の読み方と例文
読み方割合
はなの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
て考へた三個の世界のうちで、第二第三の世界は正に此一団の影で代表されてゐる。影の半分は薄黒い。半分は花野の如く明かである。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
はさながら花野桔梗刈萱女郎花我亦紅瑠璃ける朝顏も、弱竹のまゝ漕惱めば、と、と、薄藍と、きまどひ、く。
婦人十一題 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
極楽に行く人送る花野かな
自選 荷風百句 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)