“苔清水”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こけしみず50.0%
こけしみづ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
社家のかどを離れた自来也鞘の侍は、神主へ一応の念を押してから、安心したように、そこからなお、右折左折、苔清水こけしみずに濡れた石段を上って、やがて、神さびた額堂の方へスタスタと歩いて行く。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一人は澎湃奔放はうはいほんぱうたる濁流をのぞみ、ひとりは山影やまかげ苔清水こけしみづをなつかしむ。
こんな二人 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)