トップ
>
苔生
ふりがな文庫
“苔生”の読み方と例文
読み方
割合
こけむ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こけむ
(逆引き)
その塔の一つは、
苔生
(
こけむ
)
した
瓦
(
かわら
)
屋根の頂に、あたかも額に縁無し帽子をかぶったかのように、
鵠
(
こうのとり
)
の
空巣
(
あきす
)
をつけていた。村の入り口に遠い十字路で、二人は泉の前を通りかかった。
ジャン・クリストフ:11 第九巻 燃ゆる荊
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
冷徹
(
れいてつ
)
な峡間は、湯滝の下に
苔生
(
こけむ
)
した天然林を抜け出して、戦場ヶ原を
幾
(
いく
)
曲がり、
龍頭
(
りゅうず
)
の滝を落ちて中禅寺湖へ注いでいるが、ここは渓流魚釣りの練習場として、まことに好適の流れである。
雪代山女魚
(新字新仮名)
/
佐藤垢石
(著)
紫色の
靄
(
もや
)
に浸ってる大木、灰色の像や柱頭、幾世紀もの光を吸収した王政時代の塔碑の
苔生
(
こけむ
)
した石、それらの上に
射
(
さ
)
している光線の
諧調
(
かいちょう
)
を——細やかな日光と乳白色の水蒸気とでできてる
ジャン・クリストフ:07 第五巻 広場の市
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
苔生(こけむ)の例文をもっと
(4作品)
見る
苔
漢検準1級
部首:⾋
8画
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
“苔”で始まる語句
苔
苔蒸
苔桃
苔蘚
苔原
苔石
苔虫
苔香園
苔取
苔縄
検索の候補
生海苔
“苔生”のふりがなが多い著者
ロマン・ロラン
佐藤垢石