“鵠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こう24.2%
くぐい12.1%
クヾヒ9.1%
くぐひ9.1%
くゞひ9.1%
こうのとり6.1%
こふ6.1%
タヅ6.1%
くび3.0%
こく3.0%
たづ3.0%
はくちょう3.0%
はくてう3.0%
クグヒ3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で、の鳥を想わせるような、純白で艶のある女の裸身は、その色に染められて自身、紺碧になるかと疑がわれさえした。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
楼閣をめぐっては、珊瑚瑪瑙などの宝樹が、七重に並んで居る。宝樹の枝から枝へと飛び交うて居る、色々様々な諸鳥は、白、孔雀、舎利、伽陵頻迦、共命などの鳥であろうと思った。
極楽 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
が段々數少くなると共に、白い翼の鳥は、鶴でも、鷺でも、白鳥と稱へられ、の持つた靈力を附與して考へられた。
御身等のよい心のために祈らう、の鳥
展望 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
がゐる。尼さん達が通るのです。長い黒い列を作つて通るのです。石炭のを緒にいたやうな工合ですね。年上のと若いのと並んで行くのもある。
(新字旧仮名) / グスターフ・ウィード(著)
その塔の一つは、苔生した屋根の頂に、あたかも額に縁無し帽子をかぶったかのように、空巣をつけていた。村の入り口に遠い十字路で、二人は泉の前を通りかかった。
は、今でもからだ中まっ白だけれど、それは変らなかったのだらうねえ。
林の底 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
一例をあげると、ほむちわけの場合には、たましひの鳥、を追うて行つた人の名として、山部大鶙と言ふことになつて居る。
鷹狩りと操り芝居と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ブリューというのはどうも灰色のことでブリュースワンというのはひょっとするとただのらしいのです。
オカアサン (新字新仮名) / 佐藤春夫(著)
然るにこの御子、八拳鬚心前に至るまでにまとはず。かれ今、高往くが音を聞かして、始めてあぎとひたまひき。ここに山邊大鶙(こは人の名なり。)を遣して、その鳥を取らしめき。
その子衡父の屍をめて得ざりければ、の足をいで石崖頂に置き、白日昇天したと言い触らし、愚俗これを信じて子孫を天師とめた(『五雑俎』八)。
われは猶未だ人影を見ずして、只だ美しきヱネチアのの如く波の上に浮べるを見るのみ。
又ふり立てる事を比喩にとつて言へば、其白馬の耳の如く、益年高く、天の直下の国をお治めなさる事の兆し、又この白いの活けた貢物のおのお手馴れの魂移しの道具となつてある為に
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)