“鵠”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
こう23.3%
くぐい13.3%
くぐひ10.0%
くゞひ10.0%
クヾヒ10.0%
こうのとり6.7%
こふ6.7%
くび3.3%
こく3.3%
たづ3.3%
(他:3)10.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“鵠”を含む作品のジャンル比率
文学 > ドイツ文学 > 戯曲75.0%
文学 > ドイツ文学 > その他のゲルマン文学28.6%
文学 > 英米文学 > 詩14.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
主人とお嬢さんとの膝に掛けるきれが、こうとりの形に畳んである、その嘴のところに、薄赤の莟を一つづつ挾んだ。
薔薇 (新字旧仮名) / グスターフ・ウィード(著)
東京へ来てから、この怪しい夢はもとより手痛く打ちくずされてしまったが、それでも時々は今でも観音様の屋根にこうとりが巣を食っているだろうぐらいの考にふらふらとなる事がある。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
宝樹の枝から枝へと飛び交うて居る、色々様々な諸鳥は、白くぐい、孔雀、舎利、伽陵頻迦、共命ぐみょうなどの鳥であろうと思った。
極楽 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
湯河板挙ユカハダナの精霊の人格化らしい人名に、天湯河板挙があって、くぐいいながら、御禊ぎの水門ミナトを多く発見したと言うている。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
御身等おんみらのよい心のために祈らう、くぐひの鳥、
展望 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
凋落てうらくくぐひか、ばんか。
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
大いなるくゞひの、皎潔けうけつ雪の如くなるが、上りては雲を裂いて〓氣かうきたゞよふわたりに入り、下りては波を破りて蛟龍かうりようの居るところに沒し、その性命は聲に化して身を出で去らんとす。
くゞひこそ夏はきたらね、
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
クヾヒが段々數少くなると共に、白い翼の鳥は、鶴でも、鷺でも、白鳥と稱へられ、クヾヒの持つた靈力を附與して考へられた。
「たづ」と言はれる大鳥の中、全身純白なクヾヒは、殊に此意味を深く感ぜられてゐる。
その塔の一つは、苔生こけむしたかわら屋根の頂に、あたかも額に縁無し帽子をかぶったかのように、こうのとり空巣あきすをつけていた。
まア、ここは屋上。博士の研究室なんてありゃしないわ。あら、あすこにネーム・プレートが下っている。まるで、エッフェル塔の天辺てっぺんこうのとりが巣をかけたようね。
遊星植民説 (新字新仮名) / 海野十三(著)
もっとさぎこふは、今でもからだ中まっ白だけれど、それは変らなかったのだらうねえ。
林の底 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
こふの鳥の光明の胸毛むなげ――その断片。
利鎌とかま二三に さ渡るくび二四
ブリューというのはどうも灰色のことでブリュースワンというのはひょっとするとただのこくらしいのです。
オカアサン (新字新仮名) / 佐藤春夫(著)
かれ今、高往くたづが音を聞かして、始めてあぎとひたまひき。
その子衡父の屍をもとめて得ざりければ、はくちょうの足をつないで石崖頂に置き、白日昇天したと言い触らし、愚俗これを信じて子孫を天師とあがめた(『五雑俎』八)。
われは猶未だ人影を見ずして、只だ美しきヱネチアのはくてうかばねの如く波の上に浮べるを見るのみ。
又この白いクグヒの活けた貢物のおソバのお手馴テナれの魂移タマウツしの道具となつてある為に、御気分は何時も/\此倭文織シヅオりのしつかりしてゐる様に確かであり、水に縁ある譬へで申さば
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)