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鵠
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クヾヒ
ふりがな文庫
“
鵠
(
クヾヒ
)” の例文
鵠
(
クヾヒ
)
が段々數少くなると共に、白い翼の鳥は、鶴でも、鷺でも、白鳥と稱へられ、
鵠
(
クヾヒ
)
の持つた靈力を附與して考へられた。
国文学の発生(第三稿):まれびとの意義
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
事代主神がしてゐたと言ふ「
鳥之遨游
(
トリノアソビ
)
」も、ほむちわけの
鵠
(
クヾヒ
)
の声を聞いて、物言はうとしたのも、皆水鳥を以て、鎮魂の呪術に使うた信仰の印象である。
万葉集研究
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
同じ意味に於て、更に神聖な
牲料
(
ニヘシロ
)
なる
鵠
(
クヾヒ
)
は、白鳥と呼ばれて常世の鳥と考へられたのは固より、靈を持ち搬び、時としては、人間身をも表す事の出來るものとせられた。
国文学の発生(第三稿):まれびとの意義
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
「たづ」と言はれる大鳥の中、全身純白な
鵠
(
クヾヒ
)
は、殊に此意味を深く感ぜられてゐる。
「とこよ」と「まれびと」と
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
鵠
(
クヾヒ
)
・鶴・雁・鷺など、古代から近代に亘つて、霊の鳥の種類は多い。
万葉集研究
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
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出雲の国造の呪法では、
鵠
(
クヾヒ
)
が用ゐられた。
万葉集研究
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
鵠
漢検準1級
部首:⿃
18画
“鵠”を含む語句
白鵠
正鵠
鵠沼
鴻鵠
沮鵠
野鵠
鵠介
鵠在
鵠山
鵠毛
鵠沼行
鵠立
鵠鳴山