“鵠立”の読み方と例文
読み方割合
たたずん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
愕然(がくぜん)として文三が、夢の覚めたような面相(かおつき)をしてキョロキョロと四辺(あたり)を環視(みま)わして見れば、何時(いつ)の間にか靖国(やすくに)神社の華表際(とりいぎわ)に鵠立(たたずん)でいる。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
と見れば後(あと)の小舎(こや)の前で、昇が磬折(けいせつ)という風に腰を屈(かが)めて、其処に鵠立(たたずん)でいた洋装紳士の背(せなか)に向ッて荐(しき)りに礼拝していた。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
文三は些(すこ)し躊躇(ためらっ)て梯子段を降果てお勢の子舎の入口まで参りは参ッたが、中(うち)へとては立入らず、唯鵠立(たたずん)でいる。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)