“愕然”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
がくぜん91.5%
ぎょっ5.0%
ぎよつ1.0%
びつくり1.0%
あっ0.5%
がくっ0.5%
ぎょつ0.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“愕然”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.6%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
その程度の関心でしかない。しかしそれを聞くと、ひとり愕然がくぜんと、くちを結んだ人がある。ほかならぬ孔明であった。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そしてもしそうなったら、自分はもう生きてゆくすべを知らぬだろう、とさとって、かなり愕然がくぜんとしてしまったのである。
入口の左右にある六弁形の壁燈を見やりながら、法水が拱廊の中に入ろうとした時、何を見たのか愕然ぎょっとしたように立ち止った。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
その時梯子を下りかけていた妹娘のイリヤは、愕然ぎょっとしたように振り向いたが、警部の正服を見ると、すぐ険しい緊張を解いた。
聖アレキセイ寺院の惨劇 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
美奈子は愕然ぎよつとした。彼女は、暫らくは返事が出来なかつた。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
二人は愕然ぎよつとした。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
愕然びつくりし乍ら星明ほしあかりで透して見たが、外套を著て頭巾を目深に被つた中脊の男、どうやら先刻さつき畷で逢つた奴に似て居る。
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
愕然びつくりし乍ら星明ほしあかりすかして見たが、外套を着て頭巾を目深に被つた中脊の男、どうやら先刻さつき畷で逢つた奴に似て居る。
葬列 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
一同は愕然あっと驚いた。最もおどろいた——或いはそう見えた——のが為吉であった。
上海された男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
レヴェズは思わず愕然がくっとして、肱掛を握った片手が怪しくもふるえ出した。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「それよりも僕は、いま自分の発見に愕然がくっとしてしまったところさ。この死体は、彫り上げた数秒後に絶命しているのだよ。つまり、死後でもなく、また、服毒以前でもないのだがね」
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「実は、飛んだ罪な悪戯いたずらをした奴がおりましてな。」不意を喰って愕然ぎょつと振向いたかたちのままで、ルキーンは割合平然と答えた。
聖アレキセイ寺院の惨劇 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)