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愕然
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ぎよつ
ふりがな文庫
“
愕然
(
ぎよつ
)” の例文
左仲が
煙管
(
きせる
)
の
元
(
もと
)
へ
差出
(
さしいだ
)
すにぞ左仲は
愕然
(
ぎよつ
)
となし思はず
震
(
ふる
)
へ出せし體を見るより彼の者は
莞爾
(
につこ
)
と笑ひ左仲が側へ同じく
腰
(
こし
)
打掛
(
うちかけ
)
旅人
(
りよじん
)
は何等の
用
(
よう
)
にて
斯
(
かく
)
夜道を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
美奈子は
愕然
(
ぎよつ
)
とした。彼女は、暫らくは返事が出来なかつた。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
二人は
愕然
(
ぎよつ
)
とした。
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
殺
(
あや
)
めしが如くまだ
生々
(
なま/\
)
しき
膏
(
あぶら
)
の
浮
(
うい
)
て見ゆれば
偵
(
さすが
)
に吉兵衞は
愕然
(
ぎよつ
)
として扨ても山賊の住家なり
斯
(
かゝ
)
る所へ泊りしこそ
不覺
(
ふかく
)
なれと
後悔
(
こうくわい
)
すれど今は
網裡
(
まうり
)
の魚
函中
(
かんちう
)
の
獸
(
けもの
)
また
詮方
(
せんかた
)
ぞ
無
(
なか
)
りければ如何はせんと再び
枕
(
まくら
)
に
就
(
つき
)
ながらも次の間の
動靜
(
やうす
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
手に持たり是別人ならず島田宿の旅籠屋水田屋藤八成ば別て惣内源藏の兩人は
愕然
(
ぎよつ
)
としたる樣子にて
俯向
(
うつむき
)
居るに藤八は一同へ向ひ茲な名主惣内殿并に手代の源藏兩人
盜賊
(
たうぞく
)
と見たは違ひなしコレ名主手代の
衆
(
しう
)
昨日
(
きのふ
)
の
朝
(
あさ
)
此九助殿の親類周藏嘉平次と
云
(
いつ
)
て確な
證據
(
しようこ
)
日蓮樣の
曼陀羅
(
まんだら
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“愕然”の意味
《名詞》
愕然(がくぜん)
非常に驚くこと。また、そのようなさま。
(出典:Wiktionary)
愕
漢検1級
部首:⼼
12画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“愕”で始まる語句
愕
愕心
愕眙