“びつくり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
吃驚68.6%
喫驚22.9%
愕然3.3%
驚愕2.0%
屹驚1.3%
1.3%
震駭0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
熊のおツ母さんは、不意に猪に呶鳴られたので、吃驚びつくりして思はず、力一杯引起して居た石から手を離しました。と、同時に足の所で
熊と猪 (新字旧仮名) / 沖野岩三郎(著)
吾等われら喫驚びつくりして其方そなた振向ふりむくと、此時このとき吾等われらてるところより、大約およそ二百ヤードばかりはなれたもりなかから、突然とつぜんあらはれて二個ふたりひとがある。
懸けければ此方は彌々いよ/\愕然びつくりし急に顏色がんしよく蒼醒あをざめ後の方を振返るにそれ召捕めしとれと云間も有ず數十人の捕手ふすまかげより走り出なんなく高手たかて小手になは
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
両親はじめ驚愕びつくりせられ幽灵いうれいならんとて立さわぐ。そのはづ也。
大きなる椿ほたりと落ちしなり屹驚びつくりするな東京の子供
雲母集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
古縄ふるなはへびとしおどせば、おどされたるびつくりして片足かたあし泥田どろたへふみいれしを衆人みな/\辴然おほわらひす。此みちすべ農業のうげふ通路つうろなればいこふべき茶店ちやみせもなく、半途はんといたりて古きやしろに入りてやすらふ。
そして無残な無限の奴は、おまへの瞳を震駭びつくりさせた。