“びっく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
吃驚49.0%
45.1%
喫驚5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吃驚びっくりしたようじゃありませんか。奥さんはまだそんな人に会った事がないんでしょう。世の中にはいろいろの人がありますからね」
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
秀子はびっくりして余より離れ「貴方も矢張り権田さんの様な事を仰有る、保護して下さるは有難くとも私は其の様な約束は出来ません」
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
しかし女が立ち止まり、「ここが邸でございます。主人からもお礼を申させます。どうぞお立ち寄りくださいまし」と、一軒の屋敷を指さした時には、喫驚びっくりせざるを得なかった。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)