“びっくり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
吃驚84.3%
喫驚14.6%
仰天0.3%
叱驚0.2%
恟然0.2%
驚倒0.2%
驚愕0.2%
驚駭0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると、泥棒の方でも吃驚(びっくり)して、いきなり下女の顔へ手文庫の中の金(かね)を叩き付けたそうで、可哀相に若い娘が額をやられております。
所がそれから二三分して、彼は秋子が涙ぐんでいるのに気付いて喫驚(びっくり)した。涙ぐんでる眼が鋭い光を放ってるのに、更に喫驚した。
幻の彼方 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
いや、親分さんの前だがあっしも仰天(びっくり)敗亡(はいぼう)しやしてね、係合いにされちゃあ始まらねえから——。
いや、あとで、黄一郎親子が、マスクの裏に記された「弦三作(げんぞうさく)」の銘(めい)に気がついたなら、どのように叱驚(びっくり)することだろうか。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ところがこの立派な法王の宮殿を見て恟然(びっくり)呆気(あっけ)に取られ、これは神の国の御殿ではないか知らんと暫(しばら)くはぽかんとして見惚(みと)れて居ったがふと気が付いて
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
でも、この夜の「深夜の市長」の失踪も、実はあの四本指の男の刺殺事件と密接な関係があったことを後で知って、驚倒(びっくり)したが、その夜はそこまで見透す力がなかった。
深夜の市長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それは子供の時分のことですが、この頃はまた、すこしの音響(ものおと)にも驚愕(びっくり)するくせが付き、そして明るい光線を見るのが非常な苦痛です。体は至って壮健(じょうぶ)ですが、全体に痛みを覚えます。
誰? (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
私の吃驚(びっくり)し方(かた)があんまりひどかったものでアダリーも驚駭(びっくり)したらしい。両手を頭の上に差上げ差上げアヤツリ人形のように両膝を高く揚げながら駈け出して行った。
冥土行進曲 (新字新仮名) / 夢野久作(著)