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『誰?』
ふりがな文庫
『
誰?
(
だれ?
)
』
その日、私はかなり遅くまで仕事をやった。そしてやっと書物机から眼をあけたときは、もう黄昏の仄暗さが書斎に迫ってきていた。私はそのままで数分間、じっとしていた。非常に根気をつめた仕事の後なので、頭がぼうっと疲れて、ただ機械的に四辺を見廻した。 …
著者
モーリス・ルヴェル
翻訳者
田中早苗
ジャンル
文学 > フランス文学 > 小説 物語
初出
「新青年」1923(大正12)年1月増刊号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約10分(500文字/分)
朗読目安時間
約16分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
損
(
こわ
)
怖々
(
おじおじ
)
状態
(
よう
)
驚愕
(
びっくり
)
音響
(
ものおと
)
健康
(
からだ
)
外
(
そら
)
健全
(
じょうぶ
)
蔽
(
かぶ
)
些
(
ちっ
)
異
(
かわ
)
武器
(
もの
)
些
(
すこ
)
飲
(
あが
)
外
(
そ
)
異常
(
へん
)
記憶
(
おぼえ
)
渠
(
みぞ
)
頬肉
(
ほお
)
壮健
(
じょうぶ
)
瞭然
(
はっきり
)
睥睨
(
にら
)
画然
(
くっきり
)
燈火
(
あかり
)
邂逅
(
めぐりあ
)
酷似
(
そっくり
)
喰
(
くら
)
些末
(
つまら
)
夢魔
(
うな
)
夭折
(
わかじに
)
顕然
(
まざまざ
)
徹宵
(
よっぴて
)
嚇怒
(
かっ
)
思想
(
かんがえ
)
擡
(
あ
)
路傍
(
みちばた
)
診
(
み
)
何家
(
どこ
)
裡
(
うち
)
薦
(
すす
)
効果
(
ききめ
)
背後
(
うしろ
)
穿鑿
(
せんさく
)
空洞
(
うつろ
)
確実
(
たしか
)
変化
(
へんげ
)
二歳
(
ふたつ
)
厳
(
いか
)
四辺
(
あたり
)
夜半
(
よなか
)
幻影
(
まぼろし
)
擡
(
もた
)
放抛
(
うっちゃ
)
明々
(
あかあか
)
本統
(
ほんとう
)
吃驚
(
びっくり
)
知人
(
しりびと
)
理由
(
わけ
)
卓子
(
テーブル
)
痕
(
あと
)
癒
(
なお
)
直接
(
じか
)
看
(
み
)
眼光
(
まなざし
)
眼球
(
めだま
)