“変化”のいろいろな読み方と例文
旧字:變化
読み方割合
へんげ70.5%
へんか17.4%
かわ3.8%
かわり2.3%
ヘンゲ1.5%
うつりかわり0.8%
おばけ0.8%
0.8%
かは0.8%
へんくわ0.8%
メーキャップ0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
変化へんげの術ももとより知らぬ。みち妖怪ようかいに襲われれば、すぐにつかまってしまう。弱いというよりも、まるで自己防衛の本能がないのだ。
主人はこの話を非常ひじょう興味きょうみをもって聞いた。今後こんご花前の上になんらかの変化へんかをきたすこともやと思わないわけにはいかなかった。
(新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
「禅師さま、人間ほどわからぬものはございません。そのような阿闍利さまのお人がらが、にわかに変化かわってしまったのでございます。」
あじゃり (新字新仮名) / 室生犀星(著)
彼は眼を上げて塚を見上げた。二十年もの年月を経ておりながら、この自然物は昔とほとんど変化かわりがなかった。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
だから、一切獣の子孫・獣の変化ヘンゲとの恋愛譚は、皆人間の性欲関係からきり放して、考へねばなるまいと思ふ。
信太妻の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
その変化うつりかわりには、まるで、別個のレヴェズが現われたのではないか——と思われたほどに鮮かなものがあった。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
……変化おばけでございますわね——ほんとうに。
鷭狩 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
父親はそのとき不思議なほど何かに思い当って顔色を変化えた。その筈である。母親が真青になっていたから——。
後の日の童子 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
二年にもあまる永い病気がすこしよくなりかけ、ある生ぬるい晩を歩きにでると世の中がすつかり変化かはつてしまつたやうに感じる。
槍先やりさき功名こうみやうよつ長年ながねん大禄たいろく頂戴ちやうだいしてつたが、これから追々おひ/\なかひらけてるにしたがつて時勢じせい段々だん/\変化へんくわしてまゐるから、なにに一のうそなへたいと考へて、人知ひとしれず医学いがくを研究したよ。
華族のお医者 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
こうなってみると、この覆面の姿も、断じてお花さん狐の変化メーキャップの一つではない。深夜に餌食えじきをあさる鬼の一種には相違ない。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)