“興味”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょうみ47.2%
きようみ24.5%
けうみ7.5%
おもしろ5.7%
インテレース3.8%
おもしろみ1.9%
きやうみ1.9%
アンテレエ1.9%
インタレスト1.9%
インテレッセ1.9%
センセイション1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
主人はこの話を非常ひじょう興味きょうみをもって聞いた。今後こんご花前の上になんらかの変化へんかをきたすこともやと思わないわけにはいかなかった。
(新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
意地惡い事ではあるが、私はこの人が下らない努力に何時まで飽きずにゐられるかに興味きようみを有つて、それとはなしに毎日待つてゐた。
歌のいろ/\ (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
ようするに、寫眞しやしんの本れうは、興味けうみはさういふ意味いみ記録きろくを、いひかへれば、過去くわこ再現さいげんして、おもひ出のたのしさや回想くわいそうの懷かしさをあたへるところにある。
「お母さま、どうしてお父さまは興味おもしろくなさそうにしていらっしゃるんでしょう。わたしそれが気になってならないんですよ。」
みずうみ (新字新仮名) / 室生犀星(著)
で、其言そのいところつひに一つことしてしまふ。まち生活せいくわつするのはこのましくい。社會しやくわいには高尚かうしやうなる興味インテレースい。社會しやくわい曖※あいまいな、無意味むいみ生活せいくわつしてる。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
で、こんな場所は、何の見物にも、つい足踏あしぶみをした事の無いのが多い。が、その人たちも、誰も会場が吉原というのをいとわず、中にはかえって土地に興味おもしろみを持って、到着帳にいたのもある。
吉原新話 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
余等よらもつと興味きやうみゆうして傾聽けいちやうしたのは、權現臺貝塚ごんげんだいかひづか歴史れきしであつて、最初さいしよ野中のなかくわん發見はつけんしたのを、ふかしてたので、其頃そのころ發掘はつくつをせずとも、表面ひやうめんをチヨイ/\掻廻かきまはしてれば、土偶どぐう
而して同時にこの生理的誇張が聽衆の特殊の興味アンテレエを惹起すると云ふ事を知ると世の中の機關からくりに對して頗る樂天的な觀相を抱かしめられるのである。
京阪聞見録 (旧字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
「令息は君に興味インタレストを持っているよ」
村一番早慶戦 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
真に人間としての徳を現在所有しているか否かについてよりも、徳に対しての興味インテレッセ、関心の冷淡についての非難である。われらは聖人であることは至難である。
愛と認識との出発 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
まだ女が何処の何者とも知れないのが、この場合、興味センセイションを煽った最大の原因だったと言える。解剖後の屍体に、発見当時の通りに着物を着せて、それを写真にとった。
土から手が (新字新仮名) / 牧逸馬(著)