“余等”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よら90.9%
われわれ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
といふのが、幻花子げんくわしが、小魔石斧せうませきふや、完全くわんぜんちか土器どきなどをしたので、余等よら發掘熱はつくつねつがそろ/\高度かうどたつしかけたからである。
お前の妻ノブ子の行為はくに察知していたところであるが、余等よらは逆に彼女の手を利用し、虚偽の暗号電報を彼女に盗読せしめて
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「あぶない。出ますよ」と云う声の下から、未練みれんのない鉄車てっしゃの音がごっとりごっとりと調子を取って動き出す。窓は一つ一つ、余等われわれの前を通る。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)