“幻花子”の読み方と例文
読み方割合
げんくわし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
といふのが、幻花子(げんくわし)が、小魔石斧(せうませきふ)や、完全(くわんぜん)に近(ちか)い土器(どき)などを掘(ほ)り出(だ)したので、余等(よら)の發掘熱(はつくつねつ)がそろ/\高度(かうど)に達(たつ)しかけたからである。
大(おほ)いに疲勞(ひらう)して來(き)たので、引揚(ひきあ)げやうかと考(かんが)へて居(ゐ)る間(うち)、幻花子(げんくわし)は、口部(こうぶ)だけ缺(か)けて、他(た)は完全(くわんぜん)なる土瓶(どびん)を一箇(こ)、掘出(ほりだ)した。
休日毎(きうじつごと)に誘(さそ)ひに來(く)る幻花子(げんくわし)を待(ま)つて居(ゐ)られず。今日(けふ)は望生(ぼうせい)、翌日(あす)は活子(くわつし)、或(あるひ)は三人(にん)揃(そろ)つて行(ゆ)く間(うち)に、土偶(どぐう)の足(あし)も出(で)る。小土器(せうどき)も出(で)る。大分(だいぶ)景氣(けいき)が附(つ)いて來(き)た。