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げんくわし
ふりがな文庫
“げんくわし”の漢字の書き方と例文
語句
割合
幻花子
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幻花子
(逆引き)
といふのが、
幻花子
(
げんくわし
)
が、
小魔石斧
(
せうませきふ
)
や、
完全
(
くわんぜん
)
に
近
(
ちか
)
い
土器
(
どき
)
などを
掘
(
ほ
)
り
出
(
だ
)
したので、
余等
(
よら
)
の
發掘熱
(
はつくつねつ
)
がそろ/\
高度
(
かうど
)
に
達
(
たつ
)
しかけたからである。
探検実記 地中の秘密:02 権現台の懐古
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
大
(
おほ
)
いに
疲勞
(
ひらう
)
して
來
(
き
)
たので、
引揚
(
ひきあ
)
げやうかと
考
(
かんが
)
へて
居
(
ゐ
)
る
間
(
うち
)
、
幻花子
(
げんくわし
)
は、
口部
(
こうぶ
)
だけ
缺
(
か
)
けて、
他
(
た
)
は
完全
(
くわんぜん
)
なる
土瓶
(
どびん
)
を一
箇
(
こ
)
、
掘出
(
ほりだ
)
した。
探検実記 地中の秘密:03 嶺の千鳥窪
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
休日毎
(
きうじつごと
)
に
誘
(
さそ
)
ひに
來
(
く
)
る
幻花子
(
げんくわし
)
を
待
(
ま
)
つて
居
(
ゐ
)
られず。
今日
(
けふ
)
は
望生
(
ぼうせい
)
、
翌日
(
あす
)
は
活子
(
くわつし
)
、
或
(
あるひ
)
は三
人
(
にん
)
揃
(
そろ
)
つて
行
(
ゆ
)
く
間
(
うち
)
に、
土偶
(
どぐう
)
の
足
(
あし
)
も
出
(
で
)
る。
小土器
(
せうどき
)
も
出
(
で
)
る。
大分
(
だいぶ
)
景氣
(
けいき
)
が
附
(
つ
)
いて
來
(
き
)
た。
探検実記 地中の秘密:02 権現台の懐古
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
幻花子
(
げんくわし
)
も
新聞
(
しんぶん
)
の
方
(
はう
)
が
忙
(
いそが
)
しいので、
滅多
(
めつた
)
に
來
(
こ
)
ず。
自分
(
じぶん
)
一人
(
ひとり
)
で
時々
(
とき/″\
)
掘
(
ほ
)
り
始
(
はじ
)
めの
處
(
ところ
)
へ
立
(
た
)
つては、
往事
(
むかし
)
を
追懷
(
つひくわい
)
すると、
其時
(
そのとき
)
の
情景
(
じやうけい
)
が
眼前
(
がんぜん
)
に
彷彿
(
ほうふつ
)
として
見
(
み
)
えるのである。
探検実記 地中の秘密:02 権現台の懐古
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
幻花子
(
げんくわし
)
は
佛骨子
(
ぶつこつし
)
と
共
(
とも
)
に、
松下
(
しやうか
)
南面
(
なんめん
)
の
左端
(
さたん
)
から
掘
(
ほ
)
り
進
(
すゝ
)
み。
余
(
よ
)
と
望蜀生
(
ぼうしよくせい
)
とは
右端
(
うたん
)
から
掘
(
ほ
)
り
進
(
すゝ
)
み、
中央
(
ちうわう
)
を
東皐
(
とうくわう
)
文海
(
ぶんかい
)
二
子
(
し
)
の
初陣
(
うゐぢん
)
に
委
(
まか
)
せた。
忽
(
たちま
)
ちの
間
(
うち
)
に
穴
(
あな
)
は
連續
(
れんぞく
)
して、
大穴
(
おほあな
)
を
開
(
ひら
)
いた。
探検実記 地中の秘密:03 嶺の千鳥窪
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
幻花子
(
げんくわし
)
は、
此土瓶
(
このどびん
)
を
布呂敷
(
ふろしき
)
に
包
(
つゝ
)
み、
背
(
せ
)
に
斜
(
はす
)
に
掛
(
か
)
けて
負
(
お
)
ひ、
自轉車
(
じてんしや
)
に
反身
(
そりみ
)
で
乘
(
の
)
つて
走
(
はし
)
らすのを、
後
(
うしろ
)
から
見
(
み
)
て
行
(
ゆ
)
く
佛骨子
(
ぶつこつし
)
が、
如何
(
どう
)
かして
自轉車
(
じてんしや
)
から
落
(
お
)
ちて、
土瓶
(
どびん
)
を
破
(
こは
)
したら
面白
(
おもしろ
)
からうと
呪
(
のろ
)
つたといふ。
探検実記 地中の秘密:03 嶺の千鳥窪
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
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