“松下”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しやうか20.0%
しょうか20.0%
しようか20.0%
まつした20.0%
マツオロ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幻花子(げんくわし)は佛骨子(ぶつこつし)と共(とも)に、松下(しやうか)南面(なんめん)の左端(さたん)から掘(ほ)り進(すゝ)み。余(よ)と望蜀生(ぼうしよくせい)とは右端(うたん)から掘(ほ)り進(すゝ)み、中央(ちうわう)を東皐(とうくわう)文海(ぶんかい)二子(し)の初陣(うゐぢん)に委(まか)せた。忽(たちま)ちの間(うち)に穴(あな)は連續(れんぞく)して、大穴(おほあな)を開(ひら)いた。
「久しく、蜀の茶の味に渇(かわ)いていたろう。そう思って、彼方の松下(しょうか)に、小さい炉(ろ)をおいて、二人で茶を煮て待っていた。すこし休息して行き給え」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
然(さ)う斯(か)うして居(ゐ)る間(うち)に、松下(しようか)南面(なんめん)の方(はう)は大概(たいがい)掘(ほ)り盡(つく)して了(しま)つた。余(よ)は九月(ぐわつ)二日(か)幻翁(げんおう)佛子(ぶつし)の二人(にん)と共(とも)に行(ゆ)つて、掘(ほ)らうとしたが、既(も)う余(よ)の坑(あな)は、松(まつ)の木(き)の根方(ねかた)まで喰入(くひい)つて了(しま)つて、進(すゝ)む事(こと)が出來(でき)ぬ。
「ええ、まづ第一に、浦川(うらかは)子爵、司法次官蓮沼泰三(はすぬまたいざう)氏、椎野(しゐの)海軍中将、黒部(くろべ)陸軍少将、松下(まつした)工学博士、荘司(さうじ)医学博士……」
双面神 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
「はやし」は伐つた大きな木の枝を幹ごと伐つて、これに当る事を後世にも松切(マツキ)り又は松下(マツオロ)しと言つてゐますが、それを、祝福すべき家へ担ぎ込んで、祝言を陳べ、又所作を行つたのです。
能舞台の解説 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)