“松下”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しやうか20.0%
しょうか20.0%
しようか20.0%
まつした20.0%
マツオロ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幻花子げんくわし佛骨子ぶつこつしともに、松下しやうか南面なんめん左端さたんからすゝみ。望蜀生ぼうしよくせいとは右端うたんからすゝみ、中央ちうわう東皐とうくわう文海ぶんかい初陣うゐぢんまかせた。たちまちのうちあな連續れんぞくして、大穴おほあなひらいた。
「久しく、蜀の茶の味にかわいていたろう。そう思って、彼方の松下しょうかに、小さいをおいて、二人で茶を煮て待っていた。すこし休息して行き給え」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
うしてうちに、松下しようか南面なんめんはう大概たいがいつくしてしまつた。は九ぐわつ幻翁げんおう佛子ぶつしの二にんともつて、らうとしたが、あなは、まつ根方ねかたまで喰入くひいつてしまつて、すゝこと出來できぬ。
「ええ、まづ第一に、浦川うらかは子爵、司法次官蓮沼泰三はすぬまたいざう氏、椎野しゐの海軍中将、黒部くろべ陸軍少将、松下まつした工学博士、荘司さうじ医学博士……」
双面神 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
「はやし」は伐つた大きな木の枝を幹ごと伐つて、これに当る事を後世にも松切マツキり又は松下マツオロしと言つてゐますが、それを、祝福すべき家へ担ぎ込んで、祝言を陳べ、又所作を行つたのです。
能舞台の解説 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)