“南面”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なんめん50.0%
みなみおもて37.5%
ミナミオモテ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは根方地ねがたぢで、街道かいだうから南面なんめんし、右手みぎて小徑こみちがある、それをまがつてから、また右手みぎてはた目的地もくてきちだ。
南面みなみおもてには、この頃妹のところへお通いになって来られる御方がある。足音がするようだから、きっとその御方がおいでになったのだろう。
かげろうの日記 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
其を感じたのは、東側の奧の妻戸が、一枚送つてあつて、もう早い朝の來てゐることを示してゐたから、却て南面ミナミオモテの西側近く寢てゐると、やつと自身の手の動くのが、見える位であつた。
死者の書 続編(草稿) (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)