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南面
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みなみおもて
ふりがな文庫
“
南面
(
みなみおもて
)” の例文
南面
(
みなみおもて
)
には、この頃妹のところへお通いになって来られる御方がある。足音がするようだから、きっとその御方がおいでになったのだろう。
かげろうの日記
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
少女が入って往って、「傘の主
詣
(
もう
)
で給うを
誘
(
いざな
)
い奉る」と云うと、真女児が出て来て、
南面
(
みなみおもて
)
の
室
(
へや
)
に豊雄をあげた。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
助驚きて、まことにさる事あり。いかにしてしらせ給ふや。興義、かの漁父三
尺
(
たけ
)
あまりの魚を
籠
(
かご
)
に入れて君が門に入る。君は賢弟と
三〇
南面
(
みなみおもて
)
の所に
碁
(
ご
)
を囲みておはす。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
其
(
そ
)
がむくいに強ひてとどめまゐらすとて、腰を押して
七七
南面
(
みなみおもて
)
の所に迎へける。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
“南面”の意味
《名詞》
南面(なんめん)
南に面すること、又は、南に面した部分。
(出典:Wiktionary)
南
常用漢字
小2
部首:⼗
9画
面
常用漢字
小3
部首:⾯
9画
“南”で始まる語句
南
南瓜
南京
南無阿弥陀仏
南無
南風
南蛮
南部
南天
南無三